円形脱毛症と抜毛症
〜円形脱毛症だと思っていたものが、実は抜毛症(ばつもうしょう)だった〜
最近、このような事例がサラリーマンなどに増えているといいます。抜毛症とは、本人が無意識に自身の毛を抜いてしまう精神疾患です。人口の0.5%〜2%が抜毛症だとも言われているそうです。幼稚園児や小学生に多く見られる症状で、人間関係に悩んでいたり、内向的な性格に多いとされています。抜毛症は、欲求不満やストレスで精神的衝動を抑えられないために起こるそうです。サラリーマンや経営者に増えている原因は、人間関係の悩み、会社・家庭でのストレス、経営難や将来への不安が増し、またストレス発散の機会が少ないなどが考えられます。抜毛症は無意識のうちに自覚なく抜いていることが多く、円形脱毛症と思い込んでいる人も多いそうです。
抜毛症かどうかを見分ける特徴としてあげられることは、円形脱毛症は頭皮の毛穴が見えなくなり表皮がツルツルとしているのに対し、抜毛症は毛穴や毛根が残ってザラザラとしているそうです。また、手の届きやすい部位に多く、利き腕側の前頭葉や側頭部にあらわれる事象が多いそうです。
対策として、自分で抜いていることを自覚するだけでも治ることがあるそうです。ただし、”毛を抜いてはいけない”と意識しすぎるとそれがかえってストレスになることがあります。
最近では抜毛症の原因は神経細胞と脳のコミュニケーションの一部に支障をきたしているために起こるとも言われており、電気針などで神経伝達物質に刺激を与え、精神的衝動を抑える治療法もあります。

